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歯ぐきが腫れる原因とは?放っておくと危険なサインかも
こんにちは、はやかわ歯科 小児矯正歯科です。
「最近、歯ぐきがぷくっと腫れてる気がする」「押すと痛いけど放っておけば治るかも…」
そんな経験はありませんか?
実は歯ぐきの腫れはお口のトラブルの“初期サイン”であることが多いんです。
軽い腫れでも放置すると、歯を失うリスクにつながることもあります。

▲ 歯ぐきの腫れの原因イメージ
1.歯周病(歯槽膿漏)が原因の腫れ
30〜40代の方に最も多いのが歯周病です。
歯と歯ぐきの間に「歯垢」や「歯石」が溜まると、細菌が増えて炎症が起こります。
初期の段階では「歯ぐきが赤い・腫れている・出血しやすい」などのサインが出ます。
進行するとどうなる?
さらに進行すると、歯を支える骨(歯槽骨)が溶け始め、
歯がぐらぐらしたり、膿が出て口臭が強くなることもあります。
歯周病の主な検査と治療
- 歯周ポケットの測定(炎症の深さをチェック)
- レントゲンによる骨の状態確認
- スケーリング(歯石除去)
- 必要に応じた歯周外科・再生治療
炎症をコントロールし、定期的なメンテナンスを行うことで、健康な歯ぐきを取り戻せます。
2.歯の神経が原因の腫れ(根尖性歯周炎)
虫歯が進行し、歯の神経(歯髄)が感染すると根の先に膿が溜まります。
この状態を根尖性歯周炎と呼びます。
こんな症状はありませんか?
- 歯を押すと痛い
- 噛むと響くような感覚
- 歯ぐきに白いできもの(フィステル)がある
治療法
- 感染した神経を取り除く「根管治療」
- 必要に応じて抗生物質を併用
根の中の感染をしっかり除去することで、歯を残せるケースも多くあります。

▲ 根の炎症を放置すると膿がたまることも
3.親知らずが原因の腫れ(智歯周囲炎)
奥の歯ぐきだけが腫れて痛む場合、親知らずが一部だけ生えて細菌が入り込んでいる可能性があります。
特に女性はホルモンバランスの変化で、妊娠中や生理前に腫れやすくなることもあります。
対処法
- 抗生物質や消毒による炎症コントロール
- 親知らず周囲の清掃指導
- 再発を繰り返す場合は抜歯を検討(CTで神経との距離を確認)
4.歯ぐきの腫れを放っておくと…
一時的に腫れが引いても、原因が解消されていないと再発します。
歯周病や根尖性の炎症は慢性化しやすく、気づいたときには「歯を残せない状態」に進行していることも。
また、細菌が血流に入り糖尿病や心疾患など全身の病気に影響することもあります。
5.早めの受診で歯を守りましょう
歯ぐきの腫れは「痛みがなくても相談」が大切です。
当院では、CT・デジタルレントゲンを用いて原因を正確に診断し、
できるだけ削らず・抜かずに治すことを心がけています。
キッズスペース完備・完全個室診療で、忙しいママ世代の方にも安心して通っていただけます。
当院より
「なんでもない」と思っていた小さな腫れが、早めの発見で大きなトラブルを防ぐこともあります。
気になる違和感や痛みがあるときは、どうぞお気軽にご相談ください。
私たちはあなたの大切な歯と笑顔を守るパートナーです🦷
著者情報
院長 早川 倫正

- 関西大倉高等学校 卒業
- 大阪歯科大学 歯学部 卒業
- 公立甲賀病院 歯科口腔外科 勤務
- 医療法人 スマイルデザイン 吉田歯科・矯正歯科 入職
- 医療法人 スマイルデザイン 吉田歯科・矯正歯科 副院長就任
- 医療法人 スマイルデザイン 吉田歯科・矯正歯科 院長就任
- はやかわ歯科小児矯正歯科 開院



