小児矯正 症例

10歳の子どものマウスピース矯正症例|前歯のガタガタ(叢生)+過蓋咬合を改善した症例(亀岡市・南丹市)

今回は、永久歯への生え替わりが進む時期に「前歯のガタガタが目立ってきた」とご相談いただいた、10歳のお子さまのマウスピース矯正症例をご紹介します。
歯が並ぶスペース不足により前歯が重なって生えやすく、歯みがきもしづらい状態が見られました。
さらに噛み合わせは過蓋咬合(かがいこうごう)で、噛んだときに下の前歯がほとんど見えない状態でした。
現在、治療開始から8ヶ月経過時点で歯列と噛み合わせの改善がみられている症例です。
※小児矯正(マウスピース矯正)の考え方や「いつ相談すればいい?」の目安は、小児矯正のページにまとめています。

治療経緯

10歳になり、永久歯への生え替わりが進んできた頃から前歯のガタつきが目立つようになってきたとのことで、ご家族で矯正相談に来院されました。

「このまま自然に並ぶのか心配」「歯みがきが難しくて虫歯が増えないか不安」というお声があり、歯並びの状態と成長のタイミングを含めて確認しました。

診査の結果、歯が並ぶためのスペースが不足しており、前歯部に叢生(そうせい:歯の重なり)が認められました。
さらに、噛み合わせは過蓋咬合で、噛んだときに下の前歯がほとんど見えない状態でした。
重なりが強い部分は歯ブラシが届きにくく、また噛み合わせの深さによって前歯に負担が集まりやすい可能性もあるため、マウスピース矯正で歯列と噛み合わせの改善を目標に治療を開始しました。

初診時の写真がこちら

10歳の子どものマウスピース矯正前の歯並び(前歯のガタガタ・叢生・過蓋咬合)|亀岡市・南丹市
初診時の歯並びです。前歯のガタつき(叢生)と、噛み合わせが深い(過蓋咬合)状態が見られます。(※写真は差し替えてご使用ください)

初診時は、前歯部にスペース不足があり、歯が重なって生えている状態でした。
さらに過蓋咬合により、噛んだときに下の前歯が見えにくく、前歯への負担や清掃のしにくさも課題になりやすい状態でした。
この時期は生え替わりと成長の影響が重なるため、歯列だけでなく噛み合わせも含めて計画を立てました。

歯が重なっている部分は歯ブラシが届きにくく、磨き残しがたまりやすい状態です。見た目の改善に加えて、清掃性を上げて予防につなげる目的も含めて治療を進めました。

治療後8ヶ月の写真がこちら

10歳の子どものマウスピース矯正8ヶ月後の歯並び(前歯のガタガタ・叢生・過蓋咬合の改善)|亀岡市・南丹市
治療開始から8ヶ月経過時点の歯並びです。前歯の重なりと噛み合わせの改善が見られます。(※写真は差し替えてご使用ください)

治療開始から8ヶ月が経過し、前歯の重なりが改善し、歯列の中におさまりやすい状態へ近づいてきました。

また、過蓋咬合の改善により、噛み合わせの深さが調整され、前歯への負担が偏りにくい方向へ変化してきています(※治療途中のため、引き続き経過を確認します)。

歯並びが整ってくることで、見た目の印象だけでなく歯みがきもしやすくなります。重なりが減ることで磨き残しのリスクを下げ、虫歯や歯肉炎の予防につながりやすくなります。

治療前後の比較がこちら

10歳の子どものマウスピース矯正:治療前後8ヶ月比較(叢生・過蓋咬合)|亀岡市・南丹市
治療前と治療開始8ヶ月経過時点の比較です。前歯のガタつきと噛み合わせの変化が確認できます。(※写真は差し替えてご使用ください)

治療前は、歯が並ぶスペースが足りず前歯が重なっている状態でした。さらに過蓋咬合により、下の前歯が見えにくい噛み合わせでした。
治療開始から8ヶ月経過した現在は、歯列が整いはじめ、前歯のガタつきと噛み合わせの深さに改善が見られます。

治療の詳細

患者様の年齢・性別 10歳・女性
主訴 前歯のガタつき、噛み合わせが深い(下の前歯が見えにくい)
診断・状態 叢生、過蓋咬合、歯列不正
治療内容 マウスピース矯正
治療費用 装置料・調整料含め 約50万円(税込)
治療期間 8ヶ月経過時点(現在治療途中)
リスク・副作用 マウスピースの装着時間が不足すると、計画通りに歯が動かない場合があります。治療中に一時的な痛みや違和感が出ることがあります。歯の動き方には個人差があり、治療期間が延びたり、追加の装置や二期矯正が必要になる場合があります。

担当医からのコメント

今回は、前歯のガタつき(叢生)に加えて、過蓋咬合で下の前歯がほとんど見えない噛み合わせだった、10歳のお子さまの症例です。

10歳前後は、生え替わりと成長の影響が重なり、歯列・噛み合わせが変化しやすい時期です。
この段階で必要な介入を行うことで、将来的な歯並びの乱れや清掃のしにくさ、噛み合わせの偏りを軽減できる可能性があります。

マウスピース矯正は目立ちにくく、取り外しできるメリットがあります。一方で、装着時間が結果に影響するため、お子さまご本人の協力とご家族のサポートがとても大切です。

「前歯がガタガタしている」「噛み合わせが深い気がする(下の歯が見えない)」「歯みがきが難しそう」「永久歯の生え方が心配」という方は、一度ご相談ください。

関連ページ(詳しく知りたい方へ)

こどもの矯正の考え方・相談のタイミング・治療の選び方は、小児矯正のページにまとめています。

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著者情報

院長 早川 倫正

  • 関西大倉高等学校 卒業
  • 大阪歯科大学 歯学部 卒業
  • 公立甲賀病院 歯科口腔外科 勤務
  • 医療法人 スマイルデザイン 吉田歯科・矯正歯科 入職
  • 医療法人 スマイルデザイン 吉田歯科・矯正歯科 副院長就任
  • 医療法人 スマイルデザイン 吉田歯科・矯正歯科 院長就任
  • はやかわ歯科小児矯正歯科 開院
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