症例紹介

透明なマウスピースを利用した先進の矯正法

子どもの出っ歯や乱ぐい歯が気になるけれど、金属製の矯正装置で心身に負担をかけるのはかわいそう──。そんなお悩みをお持ちの親御様には、「インビザライン・ファースト」がおすすめです。透明なマウスピース型の矯正装置を使用するため、装着していても目立ちにくく、小学校での生活にもなじみやすいのが特長です。また、当院では従来のような粘土状の型取りではなく、3Dスキャナーを用いたデジタル印象を採用しています。型取りが苦手なお子様でも、負担をかけずに矯正治療を始められます。

中学校に上がる前に歯並びの悩みを解消できるチャンスです。お子様の歯並びが気になる方は、京都府亀岡市のはやかわ歯科・小児矯正歯科まで、どうぞお気軽にご相談ください。

インビザライン・ファーストとは?

インビザライン・ファーストは、マウスピース矯正のパイオニアである米国アライン・テクノロジー社が提供する、10代のお子様向けのインビザライン・システムです。治療期間は約1年半を想定し、一定期間ごとにマウスピース型矯正装置を交換しながら、歯列の育成を目指します。透明なマウスピースを装着することで、周囲に気づかれることなく、歯並びの治療を進めて行けます。多感な成長期において、この点は極めて大きなメリットとなることでしょう。

インビザラインは負担の少ない矯正治療法です

「通院頻度を少なくしたい」
「歯磨きはしやすいですか?」
「食べる物に制限はありますか?」
「写真を撮る時、ワイヤーを外せませんか?」
「習い事に影響はありませんか?」
お子様に矯正を行った際、よくいただくご質問やご相談がありました。

私自身も子供を持つ親なので、そういった悩みをなんとか解消できないかと何度も考えてきました。インビザライン・ファーストは、その悩みを一気に解決できる優れた矯正方法です。ワイヤー矯正と比べると来院頻度は少なく、写真を撮る時や習い事が必要な時だけ装置を外すことができます。通常通り歯磨きができるため、ワイヤー矯正のように虫歯ができやすいということもありません。お子様も親御様も笑顔で治療を進めることができます。

インビザライン・ファーストはこんなお子様におすすめ

  • スポーツや楽器演奏の習い事や部活がある
  • 矯正装置が目立つのを避けたい
  • 指しゃぶりや舌癖がある
  • 痛みに敏感
  • 歯磨きが苦手

インビザライン・ファーストの特徴

インビザライン・ファーストによる小児矯正には、次に挙げる特徴があります。お子様の歯並びが気になる方は、当院までどうぞお気軽にご相談ください。

永久歯の生え変わりをサポートできるインビザライン・ファーストには、永久歯の過剰萌出やスペース不足を防止する「萌出タブ」が付与されており、永久歯の生え変わりをサポートしてくれます。
顎の発育を正常に促せるインビザライン・ファーストのマウスピースには、歯をきれいに並べる作用に加え、顎の発育を正常に促す作用も期待できます。これは8~11歳に適応されるマウスピース型矯正装置ならではの特徴と言えるでしょう。
装置が目立たず、恥ずかしくない金属製のワイヤーやブラケットを使用しないので、矯正中であることをお友達に気づかれにくく、学校で恥ずかしい思いもしないで済みます。
いつも通りに歯磨きできる口腔ケアの時にはマウスピースを外せるため、いつも通りに歯磨きでき、装置の洗浄もしやすいです。
食事がしやすいマウスピース矯正では、ブラケットに食べかすが詰まったり、硬い食べ物が食べられなかったりするような不自由はありません。食事も普段通りに行えます。
痛みや異物感が少ないインビザライン・ファーストのマウスピースは、薄くて表面が滑らかなので、装着時の違和感、異物感が少ないです。歯も少しずつ動かしていく治療システムであることから、治療に伴う痛みもワイヤー矯正より少なくなっています。
金属アレルギーにならないインビザライン・ファーストを用いた矯正では、金属材料を一切使いません。ポリアクリル製のマウスピースとレジン製のアタッチメントは、どちらもアレルギーを起こしにくい材料です。
通院頻度が低いワイヤー矯正では、2〜3週間に1回の頻度で通院して、ワイヤーの調整等を行わなければなりませんが、インビザライン・ファーストはお子様自身がマウスピースを交換していくシステムなので、通院頻度は比較的低いです。一般的には6~8週間に1回くらいのペースで通院することになります。
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コラム

フッ素は子どもだけじゃない!大人の歯を強くする正しい使い方

大人の歯にもフッ素を!毎日のケアでむし歯・知覚過敏を防ぎましょう🦷 こんにちは、はやかわ歯科 小児矯正歯科です。 「フッ素=子どもの虫歯予防」というイメージはありませんか? ▲ 寝る前の歯みがきにフッ素ジェルをプラスして虫歯予防を強化 実は、大人の歯こそフッ素ケアが大切。エナメル質の摩耗や象牙質の露出で、むし歯・知覚過敏のリスクが高まるからです。 なぜ大人にもフッ素が必要? 年齢や生活習慣の影響で歯は少しずつ摩耗し、内部の象牙質が刺激に敏感になります。 そこで役立つのがフッ素(フッ化物)。歯の質を強くし、むし歯の進行を抑えます。 フッ素の3つの働き ① 耐酸性アップ:酸に強い歯質づくり ② 再石灰化促進:唾液の力で歯の表面を修復 ③ 細菌コントロール:むし歯菌の酸産生を抑制 毎日のフッ素ケアで、「強く・しなやかな歯」を保てます。 効果を高めるコツは「長くとどめる」 フッ素はお口の中にとどまる時間が長いほど効果的。就寝前のケアが最適です。 就寝前のおすすめルーティン フッ素配合歯みがき剤でブラッシング(うがいは少量の水で1回のみ) 仕上げに研磨剤無配合のフッ素ジェルを塗布 うがいはせず、たまった唾液は軽く吐き出してそのまま就寝 睡眠中は唾液が減るため、フッ素が歯面に長くとどまりやすいのがポイントです。 続けやすく、家族で取り組める工夫 フッ素ジェルはミント・グレープ・ストロベリーなどフレーバーも豊富。 ▲ 用途や年齢に合わせて選べるさまざまなフッ素ケア製品 日替わりで味を変えれば、無理なく習慣化できます。お子さまと一緒のケアにも◎ 当院のサポート(メンテでご相談ください) はやかわ歯科 小児矯正歯科では、大人のむし歯・知覚過敏予防に合ったフッ素製品・濃度・使い方をご提案。 定期メンテナンスで歯ぐきやかみ合わせもチェックし、長く健康な口元をサポートします。 メンテナンス予約・ご相談はこちら 著者情報 院長 早川 倫正

コラム

歯石取りはなぜ何回も必要なの?|歯ぐきを健康に保つメンテナンス法

歯石取りに回数がかかる理由とは?|歯ぐきを守る大切なステップ こんにちは、はやかわ歯科 小児矯正歯科です。 「歯石取りって1回で終わらないの?」「なぜ何回も通わないといけないの?」 そんなご質問を患者さまからよくいただきます。 実は、歯石取りには2つの段階があり、口の中の状態によって回数が異なるのです。 ▲ 歯の表面に付着した歯石 歯石取りには2種類あります ① スケーリング(SC) 歯の表面についた歯石やプラーク(汚れ)を取り除く処置です。 歯ぐきの外側の汚れを中心に除去するため、比較的短時間で行えます。 お口の状態にもよりますが、1〜2回の通院で完了することがほとんどです。 ② スケーリング・ルートプレーニング(SRP) 歯ぐきの中、見えない部分にこびりついた歯石を除去する処置です。 歯の根の表面を丁寧にクリーニングして、汚れが再びつきにくいように滑らかに整えます。 この処置は痛みを伴う場合があるため、麻酔を使用して行うこともあります。 ▲ 歯周病の状態をお伝え SRPに回数がかかる理由 麻酔をして行うため、一度に全体を処置できない 処置後に「しみる」などの症状が出ることがあり、体への負担を考慮して分割して行う 歯ぐきの中の見えない部分を感触で探りながら慎重に施術する必要がある そのため、SRPは上下左右を6つのブロックに分けて、4〜6回程度に分けて行うのが一般的です。 処置後に起こる変化 SRPを行うと炎症が治まり、腫れていた歯ぐきが引き締まります。 その際、一時的に冷たいものがしみるなどの症状が出ることがありますが、 多くの場合は数日〜1週間ほどで落ち着きます。 歯石を取ることの大切さ 歯ぐきの中の歯石は、放っておくと歯周病の大きな原因になります。 定期的にスケーリングとSRPを行うことで、歯ぐきの健康を保ち、歯を長く残すことができます。 当院より|歯ぐきを守るメンテナンスを はやかわ歯科 小児矯正歯科では、 「できるだけ痛みを少なく・通いやすく」歯石取りを行っています。 お口の状態に合わせて丁寧に進めますので、どうぞご安心ください。 歯石取りは、ただの“お掃除”ではなく、歯を守るための大切な治療です。 気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。 著者情報 院長 早川 倫正

インプラント 症例

前歯が折れて膿がたまった歯をインプラントで再生した症例|骨と歯ぐきを再建した審美治療

前歯が折れて膿がたまったケースに対するインプラント治療 今回は、前歯が折れてしまい、根の中に大きな膿(うみ)がたまり、骨が溶けて失われていた症例についてご紹介します。 痛みや腫れの原因を除去し、見た目と機能の両方を回復するために、インプラント治療を行いました。 治療経緯 患者様は「右上の前歯が腫れてきた」「歯ぐきにできものができて痛い」との主訴で来院されました。 診察の結果、前歯が根の内部で破折しており、内部に細菌が侵入して根尖部に膿がたまっている状態でした。 初診時の写真 右上の前歯(写真向かって左側)は中で折れており、炎症によって歯ぐきが大きく腫れています。 このまま放置すると、周囲の歯や骨にも悪影響を及ぼすおそれがありました。 初診時の口腔内写真① 初診時の口腔内写真② レントゲン写真 根の先には膿がたまっており、周囲の骨が大きく吸収されています。 感染した歯を残すと、周囲の健康な歯や骨まで影響が及ぶため、インプラント治療を行う方針としました。 治療の流れ ① 抜歯と嚢胞の摘出 感染源となっている歯を丁寧に抜歯し、根の先にたまった嚢胞(膿の袋)を摘出しました。 感染した組織をすべて取り除くことで、清潔な環境を整え、今後の骨再生とインプラント治療の準備を行いました。 嚢胞摘出時の写真 ② インプラント埋入手術 抜歯後の治癒期間を経て、インプラントを適切な位置と角度に埋入しました。 骨の厚みや密度を確認しながら慎重に手術を行い、安定した固定を得ることができました。 この段階で仮歯も装着し、審美性と機能性を一時的に回復しています。 インプラント埋入時の骨の状態 ③ 歯ぐきの移植(結合組織移植術) インプラント周囲の清掃性と審美性を高めるために、歯ぐきの移植(結合組織移植術)を行いました。 柔らかく厚みのある歯ぐきを作ることで、見た目が自然になり、長期的に安定した状態を保ちやすくなります。 歯ぐきの移植(結合組織移植術)時治療前後の写真 ④ 仮歯で形態・色の確認 治療期間中は仮歯を装着し、歯の形や色、咬み合わせなどを患者様と相談しながら微調整していきます。 最終的な被せ物のデザインの基準にもなる重要な工程です。 ⑤ 最終の被せ物を装着 インプラント上に最終のセラミッククラウンを装着し、自然な見た目と咬み心地を回復しました。 周囲の歯とも調和し、前歯としての機能と審美性を取り戻すことができました。 最終補綴物装着後の写真 術前後の比較 術前後の比較 治療の詳細 患者様の年齢・性別 30代・女性 主訴 前歯が腫れて痛い・できものができた 診断 前歯の歯根破折による慢性根尖性歯周炎 治療内容 抜歯、嚢胞摘出、インプラント埋入、結合組織移植術、セラミック補綴 治療期間 約10ヶ月 治療費用 約60万円(税別) リスク・副作用 ・定期的なメンテナンスを怠ると、インプラント周囲炎を起こすリスクがあります。 ・骨や歯ぐきの状態によっては、骨造成や治癒期間が長く必要となる場合があります。 当院より 今回の症例では、骨と歯ぐきの大部分が失われていたため、「感染除去」+「歯ぐきを補強する処置」を組み合わせて行いました。 丁寧な治療計画と適切な経過観察により、清掃性・審美性・耐久性を兼ね備えた結果を得ることができました。 著者情報 院長 早川 倫正

コラム

『キーン』音が苦手な方へ|5倍速コントラで静かで痛くない虫歯治療

「キーン」が苦手な方へ|当院が導入する“5倍速コントラ”で快適な治療を こんにちは、はやかわ歯科 小児矯正歯科です。 歯医者さんの「キュイーン」という音、苦手な方も多いのではないでしょうか? 実はこの音は、虫歯を削るための機械「エアタービン」によるものです。 ▲ 歯科用タービン(高回転切削器具)のイメージ 当院では、より静かでやさしい治療を実現するために、“5倍速コントラ”を導入しています。 5倍速コントラとは? 5倍速コントラは、従来のエアタービンに比べてより高速かつ安定した回転を行う電動ドリルです。 その特徴は、「音」「振動」「精密さ」にあります。 静かで安心できる治療音 エアタービン特有の「キーン」という高音は、空気で回す仕組みから生じるもの。 一方、5倍速コントラはモーター駆動のため、音がとても静かで、 お子さまや音に敏感な方でも安心して治療を受けていただけます。 歯や神経にやさしい“なめらかな切削” 回転が安定しているため、歯への刺激や熱の発生が少なく、痛みを感じにくいのが特徴です。 また、ブレが少ないため健康な歯を無駄に削らず、必要な部分だけを精密に治療できます。 5倍速コントラがもたらす3つのメリット ① 静音設計:「キーン音」が少なく、落ち着いた環境で治療を受けられます。 ② 痛みの軽減:摩擦熱や刺激が抑えられ、麻酔量を減らせるケースもあります。 ③ 精密な処置:手ブレが少なく、神経に近い虫歯治療もより安全に行えます。 ▲ 当院では5倍速コントラを使用し、音と痛みを抑えた治療を行っています 当院のこだわり|“できるだけ削らない”歯科治療 虫歯治療において大切なのは、「歯を残す」という考え方です。 はやかわ歯科 小児矯正歯科では、5倍速コントラを活用しながら、 虫歯の大きさや進行に応じて、できる限り健康な部分を残す精密治療を行っています。 安心して治療を受けていただくために 当院では、痛みが不安な方・歯医者が苦手なお子さまにも安心して通っていただけるよう、 やさしく・丁寧な声かけと快適な治療環境を心がけています。 メンテナンスの際には、お口全体の健康チェックもあわせて行い、 虫歯や歯周病を未然に防ぐサポートをいたします。 「歯医者の音が怖い」「痛いのが苦手」という方も、 一度当院の静かな治療を体感してみてください。 きっと歯科医院のイメージが変わるはずです😊 著者情報 院長 早川 倫正

マウスピース矯正 症例

マウスピース矯正症例:非抜歯

マウスピース矯正症例 過剰歯2本を抜歯してマウスピースで治療したケース 患者様:20代女性(大学生) 全体的なガタつき(叢生)がある歯並びを、非抜歯でインビザラインにより改善した症例です。 治療前の様子 患者様は「歯が出ていて口を閉じづらいのが気になる」とのことで来院されました。 大学生で、就職活動までに歯並びを整えたいというご希望がありましたが、「できれば歯は抜きたくない」というご要望もありました。 診査・診断の結果、過剰歯を2本抜歯した上で、非抜歯でインビザライン矯正を行う方針としました。 前歯が上下とも前方に突出し、二番目の歯は内側に引っ込み、三番目の歯は外に飛び出ている状態でした。 歯磨きもしにくく、むし歯リスクの高い歯並びでした。 今回はインビザラインを用いて、歯列全体を整える矯正治療を行いました。 治療後の変化 非常にきれいな歯並びに改善されました。 歯磨きもしやすくなり、前歯の突出感も大幅に改善されています。 口元の印象が自然で柔らかくなり、笑顔にも自信を持っていただけるようになりました。 治療前後の比較 治療の詳細 患者様の年齢 20代(大学生) 性別 女性 主訴 前歯のガタつき、でっぱ、噛み合わせ不良 治療内容 インビザラインによる非抜歯矯正(過剰歯2本抜歯) 治療期間 約2年 治療費用 診断料・装置料・調整料含め 約85万円(税込) リスク・副作用 マウスピースの装着時間を守れない場合、治療期間の延長や歯の動きに不十分さが生じる可能性があります。 当院より インビザライン矯正は見た目の改善だけではありません インビザラインは、従来のワイヤー矯正のように目立つことがなく、痛みもコントロールしやすい矯正装置です。 これまで抜歯や金属ワイヤーを伴っていた症例にも、新しい選択肢を提供してくれます。 すべての方に適応できるわけではありませんが、正確な診査・診断を行うことで、「抜かずに整える」可能性を広げられる治療法です。 歯並びでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。 著者情報 院長 早川 倫正

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