目次
- 1 歯の根が割れる歯根破折とは?|噛む力・歯ぎしり・歯周病との関係を亀岡市の歯科医院が解説
- 1.1 この記事でわかること
- 1.2 歯根破折とは?|歯の根が割れる状態です
- 1.3 歯根破折の原因|神経を取った歯・土台・歯ぎしり・噛み合わせ
- 1.4 歯根破折で出やすい症状|噛むと痛い・歯ぐきが腫れる・膿が出る
- 1.5 咬合性外傷との関係|歯にかかる力が強すぎると負担になります
- 1.6 歯周病との違いと関係|部分的に深い歯周ポケットには注意が必要です
- 1.7 歯根破折の治療方法|保存できる場合と抜歯が必要な場合があります
- 1.8 歯を守るためにできること|噛む力と歯周病を両方見ることが大切です
- 1.9 よくある質問(Q&A)
- 1.10 まとめ|歯根破折は、噛む力・歯周病・被せ物を総合的に見ることが大切です
- 1.11 Instagramでも歯並び・小児矯正について発信しています
- 1.12 亀岡市・南丹市で歯の根の痛み・歯ぐきの腫れが気になる方へ
- 2 著者情報
歯の根が割れる歯根破折とは?|噛む力・歯ぎしり・歯周病との関係を亀岡市の歯科医院が解説
こんにちは、はやかわ歯科 小児矯正歯科(京都府亀岡市)です。
「噛むと痛い」
「歯ぐきが腫れたり、落ち着いたりを繰り返す」
「治療した歯が何度も痛む」
「神経を取った歯が割れていると言われた」
このようなお悩みはありませんか?
歯の頭の部分ではなく、歯ぐきの中にある歯の根が割れる状態を、歯科では歯根破折と呼びます。
歯根破折は見た目ではわかりにくく、むし歯や歯周病、根の先の炎症などと似た症状が出ることもあります。
このページでは、歯根破折の原因・症状・噛む力や歯ぎしりとの関係・歯周病との違い・治療方法について、わかりやすく解説します。

歯根破折とは?|歯の根が割れる状態です
歯根破折とは、歯ぐきの中にある歯の根が割れてしまう状態です。
歯の表面が欠ける歯冠破折と違い、外から見てもわかりにくいことがあります。
歯根破折が起こると、噛んだときの痛み、歯ぐきの腫れ、膿、違和感、歯の揺れなどが出ることがあります。
一方で、はっきりした症状が出ない場合もあります。
診断では、症状だけで判断するのではなく、歯周ポケット、噛み合わせ、歯の揺れ、レントゲンなどを確認し、必要に応じてさらに詳しい検査を行います。
歯根破折の原因|神経を取った歯・土台・歯ぎしり・噛み合わせ
歯根破折は突然起こったように感じても、それまでに歯へ繰り返し力が加わっていたり、残っている歯の量が少なくなっていたりすることがあります。
特に、神経を取った歯では、むし歯や過去の治療によって歯質が少なくなっていることがあります。
そこへ噛む力や歯ぎしり・食いしばりなどの負担が加わることで、歯の根にヒビや破折が生じる場合があります。
歯根破折に関係することがある要因
- 神経を取った歯
- 残っている歯質が少ない歯
- ポストやコアなどの土台が入っている歯
- 歯ぎしり・食いしばり
- 強い噛み合わせ
- 外傷
- 歯に入った小さなヒビ
- 大きな詰め物や被せ物が入っている歯
歯根破折は、むし歯のように単純に削って詰めれば解決できるとは限りません。
割れている位置や範囲によっては、歯を保存することが難しい場合があります。
歯根破折で出やすい症状|噛むと痛い・歯ぐきが腫れる・膿が出る
歯根破折の症状は、歯周病や根の先の感染と似ていることがあります。
そのため、「歯周病や根の炎症だと思っていたら、歯の根が割れていた」というケースもあります。
歯根破折で見られることがあるサイン
- 噛むと痛い
- 何もしなくても違和感がある
- 歯ぐきが腫れる
- 歯ぐきから膿が出る
- 同じ場所が何度も腫れる
- 歯が揺れる
- 特定の場所だけ歯周ポケットが深い
- 根管治療後の歯がなかなか落ち着かない
症状だけで歯根破折と判断することはできません。
ただし、同じ歯の周囲だけ腫れを繰り返す、噛むと痛む、一部分だけ深い歯周ポケットがある場合などは、歯の根の状態を詳しく確認することが大切です。
咬合性外傷との関係|歯にかかる力が強すぎると負担になります
咬合性外傷とは、噛む力によって歯や歯を支える組織に負担がかかっている状態です。
強すぎる力が歯に加わる場合だけでなく、歯周病などによって歯を支える骨が少なくなっている場合には、通常の噛む力でも歯に大きな負担がかかることがあります。
一次性咬合性外傷
歯を支える組織が比較的健康であっても、強すぎる噛む力によって歯や周囲組織に負担がかかっている状態です。
歯ぎしり・食いしばり・噛み合わせなどが関係することがあります。
二次性咬合性外傷
歯周病などによって歯を支える骨が減っているため、通常の噛む力でも歯に負担がかかりやすくなっている状態です。
歯の揺れや噛んだときの違和感につながることがあります。
咬合性外傷=歯根破折ではありません。
ただし、歯の痛みや揺れを調べるときには、歯そのものだけでなく、噛み合わせや歯ぎしり・食いしばり、歯周組織の状態まで確認することが大切です。
歯周病との違いと関係|部分的に深い歯周ポケットには注意が必要です
歯周病は、歯垢に含まれる細菌などによって歯ぐきに炎症が起こり、進行すると歯を支える骨が失われていく病気です。
一方、歯根破折は歯の根そのものに破折が生じている状態です。
ただし、歯根破折があると、その破折部に沿って細菌が入り込み、歯ぐきの腫れや深い歯周ポケットなどが生じることがあります。
そのため、症状だけでは歯周病と区別しにくい場合があります。
確認したいポイント
- 一部の歯だけ極端にポケットが深い
- 同じ場所だけ何度も腫れる
- 神経を取った歯に症状がある
- 噛むと痛みや違和感がある
- 根管治療後も症状を繰り返す
- 歯周病治療をしても一部分だけ改善しにくい
歯周病と歯根破折では、治療方針が大きく変わることがあります。
そのため、歯ぐきの腫れや歯の揺れがある場合は、原因を丁寧に確認することが重要です。
歯根破折の治療方法|保存できる場合と抜歯が必要な場合があります
歯根破折の治療方法は、破折している位置や方向、範囲、感染の有無、周囲の骨の状態などによって異なります。
破折の種類や位置によっては、歯の一部を保存できる可能性を検討する場合もあります。
一方で、歯の根が深い部分まで縦方向に割れている場合などは、歯全体または破折している根の保存が難しく、抜歯や破折根の除去が必要になることがあります。
診断・治療で確認する主なポイント
- 歯周ポケットの検査
- 歯の揺れの確認
- 噛んだときの症状の確認
- レントゲン検査
- 必要に応じたCTなどの精密検査
- 被せ物や土台の状態確認
- 噛み合わせの確認
- 破折の位置や範囲の確認
歯を残すことは大切ですが、破折した歯を無理に残すことで、腫れや痛みを繰り返したり、周囲の骨に炎症が広がったりする場合があります。
そのため、「残せるかどうか」だけではなく、残した場合の予後や周囲の組織への影響まで考えて治療方針を決めることが大切です。
抜歯が必要になった場合
歯根破折によって歯を保存することが難しく、抜歯が必要になった場合には、その後の噛み合わせや周囲の歯の状態を考えながら治療方法を検討します。
- ブリッジ
- 入れ歯
- インプラント
- 部位や噛み合わせによっては経過観察を検討する場合
どの方法が適しているかは、失った歯の場所、周囲の歯、骨の状態、噛み合わせ、全身状態、ご希望などによって異なります。
歯を守るためにできること|噛む力と歯周病を両方見ることが大切です
歯根破折を完全に防ぐことは難しい場合もあります。
しかし、歯ぎしり・食いしばり、噛み合わせ、歯周病、被せ物の状態などを定期的に確認することで、歯にかかっている負担や変化に早く気づける場合があります。
歯を守るために大切なこと
- 定期的な歯科検診
- 歯周病のメンテナンス
- 噛み合わせの確認
- 歯ぎしり・食いしばりの確認
- 必要に応じたマウスピースの使用
- 大きな詰め物や被せ物が入っている歯の確認
- 神経を取った歯の経過観察
※歯根破折は見た目だけではわかりにくいことがあります。
「何度も同じ場所が腫れる」「噛むと痛い」「治療した歯がなかなか落ち着かない」といった症状がある場合は、早めに歯科医院で確認しましょう。
よくある質問(Q&A)
Q. 歯根破折はレントゲンで必ずわかりますか?
A. 必ずしもレントゲンだけで確認できるとは限りません。
破折の位置や方向によっては写りにくいことがあるため、症状、歯周ポケット、歯の揺れ、噛み合わせなどを確認し、必要に応じてCTなどの検査も検討します。
Q. 歯根破折した歯は必ず抜歯ですか?
A. 破折の位置や範囲、歯の種類によって異なります。
一部を保存できる可能性を検討できる場合もありますが、歯根の深い部分まで破折が及んでいる場合などは、抜歯が必要になることがあります。
Q. 神経を取った歯は割れやすいですか?
A. 「神経を取ったことだけ」が原因というわけではありません。
神経を取ることになった歯では、もともとのむし歯や過去の治療によって残っている歯質が少なくなっていることがあります。そこに強い噛む力などが加わることで、破折のリスクが高くなる場合があります。
Q. 歯周病と歯根破折は見分けられますか?
A. 症状が似ていることがあり、見た目だけで判断するのが難しい場合があります。
特定の場所だけ歯周ポケットが深い、同じ場所が何度も腫れる、神経を取った歯を噛むと痛いなどの場合は、歯根破折の可能性も含めて詳しく確認します。
Q. 抜歯になった場合はどうなりますか?
A. 抜歯後には、ブリッジ、入れ歯、インプラントなどの選択肢があります。
周囲の歯や骨の状態、噛み合わせ、清掃性、患者様のご希望などを確認したうえで治療方法を検討します。
まとめ|歯根破折は、噛む力・歯周病・被せ物を総合的に見ることが大切です
歯根破折は、歯の根が割れてしまう状態です。
見た目ではわかりにくく、歯周病や根の感染のように見えることもあります。
特に神経を取った歯や残っている歯質が少ない歯では、噛み合わせや歯ぎしり・食いしばりなどによる負担も含めて確認することが大切です。
このような症状がある場合は、一度歯の根の状態を確認しましょう
- 噛むと痛い
- 同じ場所が何度も腫れる
- 歯ぐきから膿が出る
- 神経を取った歯がなかなか落ち着かない
このような症状がある場合は、歯周病だけと決めつけず、歯の根の状態も含めて確認することが大切です。
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はやかわ歯科 小児矯正歯科(京都府亀岡市古世町)では、歯周病、噛み合わせ、歯ぎしり・食いしばり、被せ物、歯の根の状態などを確認し、できるだけ歯を守るための治療方法を検討します。
「歯ぐきが何度も腫れる」
「歯が揺れる」
「神経を取った歯が痛い」
このような症状が気になる場合は、お気軽にご相談ください。
〒621-0815 京都府亀岡市古世町芝原35-5|駐車場10台完備
著者情報
院長 早川 倫正

- 関西大倉高等学校 卒業
- 大阪歯科大学 歯学部 卒業
- 公立甲賀病院 歯科口腔外科 勤務
- 医療法人 スマイルデザイン 吉田歯科・矯正歯科 入職
- 医療法人 スマイルデザイン 吉田歯科・矯正歯科 副院長就任
- 医療法人 スマイルデザイン 吉田歯科・矯正歯科 院長就任
- はやかわ歯科小児矯正歯科 開院



