ムーシールド

お子様の受け口が気になる親御様へ

受け口は３才～5才までの早期から治療を開始するのがおすすめです。受け口の治療を３～５才から始めれば、顎が成長する力を利用しながら矯正を進めていくことができ、大人になってから治療を始めるよりも改善する可能性が高まるからです。

受け口は何もしなかった場合、自然に治癒する可能性はかなり低く、そのままにしておくと、骨格的な問題である「しゃくれ」の原因となるため、十分な注意が必要です。そんな受け口に関して「いつから治療した方がいいのかな？」「私の子は大丈夫かな？」と思われた方は、お気軽に京都府亀岡市のはやかわ歯科・小児矯正歯科までご相談ください。当院では、受け口を「ムーシールド」という装置を使って矯正しております。

ムーシールドとは？

ムーシールドは、お子様の受け口（反対咬合）の早期治療に用いるマウスピース型の機能的顎矯正装置です。お子様の成長発達を促しながら、受け口を改善するのに役立つ装置で、特に小児の反対咬合の改善に効果的です。歯並びはお口周りの筋肉の影響を受けているため、適切にお口の成長を促し、大人の歯が生えてくる土台を作ることが大切です。

ムーシールドによる受け口の治療について

使用方法

ムーシールドは、基本的に就寝前に装着します。日中での装着時間を設けることで、その効果はさらに高まることでしょう。ムーシールドは3歳くらいから適応されるため、お子様が続けられるか心配される親御様も多いですが、その点はご安心ください。ムーシールドの装着方法は極めてシンプルですし、夜眠っている間に、お口の中に入れていただくだけなので、小さなお子様でも無理なく使用できます。

装着期間

一般的な症例では、ムーシールドを3～8ヵ月程度装着することで、受け口の症状が改善していきます。受け口の症状が比較的強く現れている場合でも、1年程度の装着で相応の治療効果が発揮されます。受け口の症状が改善されたからと言って、すぐに装置の装着をやめてしまうと、後戻りするリスクが生じるため、治療効果が発揮された後もしばらくはムーシールドの装着を続けるようにしましょう。

通院頻度

ムーシールドによる受け口の治療では、1ヵ月に1回くらいの頻度で通院する必要があります。毎回の通院では、経過の観察と装置の調整等を行います。

ムーシールドの特長について

けるのは眠る時だけ	ムーシールドをつけるのは、夜に眠る時だけです。装置をお友達に見られることがなく、周りの目も気になりません。
健やかな顔立ちに成長する	ムーシールドは、お口周りの筋肉を鍛えて、顎の骨の発育を正常に促す治療法なので、顔立ちも健やかに成長していきます。
歯を抜いたり動かしたりしない	ムーシールドによる受け口の治療では、歯を抜いたり、歯を動かしたりする処置を行わないため、矯正に伴う痛みも少ないです。ムーシールドによる違和感・異物感もすぐに慣れるお子様がほとんどです。
費用が安い	一般的な矯正治療は数十万から百万円近い費用がかかりますが、ムーシールドによる受け口の治療なら費用を大きく抑制することができます。
矯正期間が短い	ムーシールドによる矯正は、1年程度で終わるのが一般的です。歯を動かすのに2～3年かかる歯列矯正と比較すると、治療期間が短いと言えます。

ムーシールドで治らない受け口もある

ムーシールドは、いろいろな受け口の症例に適応できる優れた矯正法ですが、決して万能ではありません。そもそもムーシールドを適応できない症例もあれば、その他の矯正装置を併用しなければ治せない症例もあります。また、ムーシールドによる矯正が成功したケースでも、顎の成長の仕方によっては再治療が必要となることもあるため、矯正後のメインテナンスはしっかり受けるようにしましょう。子どもの骨格の成長は、女子が15～16歳、男子が17～18歳頃まで続きます。少なくともその年齢までは、メインテナンスを継続してください。